2019年03月21日
音のない世界
『the tribe』(2015年・ウクライナ)をまだ観ていないという方が羨ましい。
今からあの感動とショックを味わえるなんて。
友人であり、師匠であるデンマーク人からDVDを譲り受け、パッケージがなんともだったので暫くは放置していた。
ある日、いい加減観ないとくらいの軽い気持ちで観たのが、観終わった頃にはもう一度観たいという衝動を抑えきれなくなっていた。
で、観た。
また感動。
まず驚くべきは台詞無し。
当然、字幕無し。
なのに内容が完全に理解出来る。
なんのことか判らないでしょう。
この手があったか、でも2回は使えないよな。
それで良いのです。
なかなかレンタル出来ない作品かと思われるので、もしも見つけたら迷わずに借りて下さい。
観て下さい。
『the tribe』を語る会を是非ともしましょう。

監督:ミロスラブ・スラボシュピツキー
脚本:ミロスラブ・スラボシュピツキー
出演者
グレゴリー・フェセンコ
ヤナ・ノビコバ
ロザ・バビィ
オレクサンダー・ドジャデヴィチ
今からあの感動とショックを味わえるなんて。
友人であり、師匠であるデンマーク人からDVDを譲り受け、パッケージがなんともだったので暫くは放置していた。
ある日、いい加減観ないとくらいの軽い気持ちで観たのが、観終わった頃にはもう一度観たいという衝動を抑えきれなくなっていた。
で、観た。
また感動。
まず驚くべきは台詞無し。
当然、字幕無し。
なのに内容が完全に理解出来る。
なんのことか判らないでしょう。
この手があったか、でも2回は使えないよな。
それで良いのです。
なかなかレンタル出来ない作品かと思われるので、もしも見つけたら迷わずに借りて下さい。
観て下さい。
『the tribe』を語る会を是非ともしましょう。

監督:ミロスラブ・スラボシュピツキー
脚本:ミロスラブ・スラボシュピツキー
出演者
グレゴリー・フェセンコ
ヤナ・ノビコバ
ロザ・バビィ
オレクサンダー・ドジャデヴィチ
2019年03月21日
これでいいの?
最近はもっぱら映画。
音関連の訓練にはもってこい。
ただ、カテゴリーを「映画」としているけど、少し入り口の角度は違うか。
2019年3月19日の地元の地方紙の2面にとんでもない記事が掲載されていた。
小さな記事。
しかし、内容から受けたショックはかなりのもの。
全文を引用するといろいろと問題がありそうなので一部だけ。
殺人ロボの制御
「人間の関与必須」
開発規制で政府見解
ジャーナリズムの責任を果たす為にはこのサイズが精一杯だったのか、それともたいした内容ではないと判断したのか、いずれにもとれてしまう塩梅。
報道の詳細は前提がずれているとしか言いようがない。(もちろん、新聞社への批判でありません。誤解なきよう)
そんな中で思い出した映画が、スノーデンものもあったが、こちらかと。

映画『大統領暗殺』(2006年・イギリス)より。
モキュメンタリーものの傑作ではないでしょうか?
音関連の訓練にはもってこい。
ただ、カテゴリーを「映画」としているけど、少し入り口の角度は違うか。
2019年3月19日の地元の地方紙の2面にとんでもない記事が掲載されていた。
小さな記事。
しかし、内容から受けたショックはかなりのもの。
全文を引用するといろいろと問題がありそうなので一部だけ。
殺人ロボの制御
「人間の関与必須」
開発規制で政府見解
ジャーナリズムの責任を果たす為にはこのサイズが精一杯だったのか、それともたいした内容ではないと判断したのか、いずれにもとれてしまう塩梅。
報道の詳細は前提がずれているとしか言いようがない。(もちろん、新聞社への批判でありません。誤解なきよう)
そんな中で思い出した映画が、スノーデンものもあったが、こちらかと。

映画『大統領暗殺』(2006年・イギリス)より。
モキュメンタリーものの傑作ではないでしょうか?
2018年01月14日
別府ブルーバード劇場
明けましておめでとうござます。
旧年中も本当にお世話になりました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、年末から年明けとほぼ毎日2本ベースで映画を観ております。
とあるイギリス映画を観て、「面白い!」と感動したのでイギリス人の友人に伝えると、「あの映画はマズい!」と日本語で返されました。
何がマズい?と尋ねると、演出がマズいと。
あらら、と思いながらも、なるほどねと感心したのです。
面白い映画でしたが・・・。
主にPCやDVDでの視聴ですのでたまには映画館へと思い、地元の別府ブルーバード劇場へ。
韓国アニメ「我は神なり」を観ましたね。
面白かった!!!
最近は日本のドラマや映画でもバッド・エンドが少しずつ増えていますが、やはりハッピー・エンドの歪みに少々の違和感がある私としては、バッドの方が成り行きが自然で落ち着きます。
バッドが正しいというわけではありませんが。
映画のストーリーではなく、製作そのものがバッド・エンドとなったケースもあります。
監督が途中で変わるとかはよく聞きますが、製作そのものが頓挫したなど。
近々、別府ブルーバード劇場でそんな映画の伝説が記録されたドキュメンタリー映画が上映されます。

解説:フランク・ハーバートの「デューン 砂の惑星」を原作に、サルバドール・ダリやミック・ジャガー、オーソン・ウェルズ、メビウス、H・R・ギーガー、ピンク・フロイドら豪華スタッフ&キャストをそろえながらも、撮影前に頓挫した同作の驚きの企画内容や製作中止に追い込まれていった過程を、ホドロフスキー自身やプロデューサー、関係者へのインタビュー、膨大なデザイン画や資料などから明らかにしていくドキュメンタリー。
(以上、goo映画より引用)
是非とも観て頂きたい!!
上映が、いや完成が実現しなかった映画がその後にどれほどの力を発揮したか。
夢を現実のものとする努力は決して実現しなくても、必ず別の形で成果を発揮する。
そんなことを教えてくれます。
作中の感動した言葉を少しだけ。
ポドロフスキーは時代の先を歩いていた。
人々が追いつくにのに数十年もかかるのが問題だった。
観客やハリウッドの重役の意識を変えたいと思うならば、環境全体を変えるまで、辛抱強く待つ必要がある。
『デューン』の惑星学者のように数千年もだ。
システムに浸透するまで時間がかかるが、今すぐそうなってほしいと彼は願った。
彼が望むような映画が作られるのは、実際には何世代も先になるだろう。
リチャード・スタンリー / 『ハードウェア』監督
その後に続く、ホドロフスキーと息子のブロンティスの言葉も感動的です。
映画のみならず、現実社会においても意識改革というものがどれほど難しいことか。
現実はいかようにも歪められ、操作されて我々の前に現れてきます。
その中に含まれている正義と悪が身を表すまでにかなりの時間を要します。
深読みをしすぎかもしれませんが、この映画はそんなことも教えてくれる気がします。
あ!
SF映画が苦手な方には少し判りにくいかもしれません。
これを機会に是非とも作中で紹介される作品をご覧になっていただければ・・・。
2018年1月27日(土)〜2月2日(金)、別府ブルーバード劇場にて上映です。
その後、ホドロフスキー監督作品も上映予定です。
いやぁ、ワクワクしますね。
http://www.beppu-bluebird.info
旧年中も本当にお世話になりました。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、年末から年明けとほぼ毎日2本ベースで映画を観ております。
とあるイギリス映画を観て、「面白い!」と感動したのでイギリス人の友人に伝えると、「あの映画はマズい!」と日本語で返されました。
何がマズい?と尋ねると、演出がマズいと。
あらら、と思いながらも、なるほどねと感心したのです。
面白い映画でしたが・・・。
主にPCやDVDでの視聴ですのでたまには映画館へと思い、地元の別府ブルーバード劇場へ。
韓国アニメ「我は神なり」を観ましたね。
面白かった!!!
最近は日本のドラマや映画でもバッド・エンドが少しずつ増えていますが、やはりハッピー・エンドの歪みに少々の違和感がある私としては、バッドの方が成り行きが自然で落ち着きます。
バッドが正しいというわけではありませんが。
映画のストーリーではなく、製作そのものがバッド・エンドとなったケースもあります。
監督が途中で変わるとかはよく聞きますが、製作そのものが頓挫したなど。
近々、別府ブルーバード劇場でそんな映画の伝説が記録されたドキュメンタリー映画が上映されます。
『ホドロフスキーのDUNE』(監督:フランク・パヴィッチ / 2013年)

解説:フランク・ハーバートの「デューン 砂の惑星」を原作に、サルバドール・ダリやミック・ジャガー、オーソン・ウェルズ、メビウス、H・R・ギーガー、ピンク・フロイドら豪華スタッフ&キャストをそろえながらも、撮影前に頓挫した同作の驚きの企画内容や製作中止に追い込まれていった過程を、ホドロフスキー自身やプロデューサー、関係者へのインタビュー、膨大なデザイン画や資料などから明らかにしていくドキュメンタリー。
(以上、goo映画より引用)
是非とも観て頂きたい!!
上映が、いや完成が実現しなかった映画がその後にどれほどの力を発揮したか。
夢を現実のものとする努力は決して実現しなくても、必ず別の形で成果を発揮する。
そんなことを教えてくれます。
作中の感動した言葉を少しだけ。
ポドロフスキーは時代の先を歩いていた。
人々が追いつくにのに数十年もかかるのが問題だった。
観客やハリウッドの重役の意識を変えたいと思うならば、環境全体を変えるまで、辛抱強く待つ必要がある。
『デューン』の惑星学者のように数千年もだ。
システムに浸透するまで時間がかかるが、今すぐそうなってほしいと彼は願った。
彼が望むような映画が作られるのは、実際には何世代も先になるだろう。
リチャード・スタンリー / 『ハードウェア』監督
その後に続く、ホドロフスキーと息子のブロンティスの言葉も感動的です。
映画のみならず、現実社会においても意識改革というものがどれほど難しいことか。
現実はいかようにも歪められ、操作されて我々の前に現れてきます。
その中に含まれている正義と悪が身を表すまでにかなりの時間を要します。
深読みをしすぎかもしれませんが、この映画はそんなことも教えてくれる気がします。
あ!
SF映画が苦手な方には少し判りにくいかもしれません。
これを機会に是非とも作中で紹介される作品をご覧になっていただければ・・・。
2018年1月27日(土)〜2月2日(金)、別府ブルーバード劇場にて上映です。
その後、ホドロフスキー監督作品も上映予定です。
いやぁ、ワクワクしますね。
http://www.beppu-bluebird.info